社長とは呼ばないで(裏M.A.P.)

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(再掲)《1988年9月20日のノート》

 
テレビでは延々とオリンピックの放送が続いている。その合間々々に天皇の容態についての情報が入る。宮内庁を通じてのヴェールに包まれた情報。女子バレー、日本対ソ連のファイナルセット。ジュースの連続。テレビカメラは会場でうち振られるたくさんの日の丸の小旗を映し出す。この日本人たちは、ソウルで日の丸を振ることになんの抵抗も感じないのだろうか、そう思いながらも、僕もけっこう興奮しながら日本の勝つことを期待してもいるのだ。

変に落ち着かない時間。

19対17で日本がソ連に勝ったその瞬間、窓の外、近所の家から悲鳴のような声が上がった。ああ、あそこにも日本人がいる。昼下がりの時間。曇天。「今日もすばらしい青空が広がっています。ソウル!」、妙にドラマチックを装ったアナウンサーのコメント。

明後日から旅。忙しくなる。その前にKのために何かしてやりたいと思うのだが。
(1988/9/20)
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(再掲)《1988年9月19日のノート》

 
テレビの業界用語でいうところの24時55分。

本を読んでいた。

オリンピックのハイライトが終わって、そのまま何となく消さずにつきっぱなしになっていたテレビに突然入ってきたニュース。発熱で今日の相撲観戦を中止した天皇の容態が急変、宮内庁の発表はなし。それだけ伝えて、今テレビは風景とピアノ音楽。

字幕が流れる。
「宮内庁幹部相次ぎ皇居へ 情報が入り次第お伝えします」

いよいよか……。25時02分。
(1988/9/19)
 

絶望的に粒子であった

 
戒めを破ってみた。
そうして「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」について書いてみた。

しかし、つまらないのである。

戒めの破り方が中途半端だったからではない。戒めを破ったのにもかかわらず、何の反応もないからでもない。どこか絶望しているのである。
普天間が返ってきたとして、辺野古の海が守られたとして、それでいったいどうだというのか。グアムの人々のことを気にしているわけでもない。沖縄の一部の鼻持ちならない金持ちのことでもなく、やってくるであろうハイエナのような本土資本のことでもない。どこか、根源的に絶望しているのである。

僕の問題ではない。沖縄の問題なのだ、というふうに。

今日、僕の頭上に降り注いだ太陽光は、波ではなく、絶望的に粒子であった。
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Author:urashachoo
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