社長とは呼ばないで(裏M.A.P.)

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昨日と少しだけ違う今日「おじいちゃん」のために君たちは

 
昨日と少しだけ違う今日。
ツイッターとやらで呟いた。

京都から一時帰って来ている娘は、友達と会う予定をキャンセル。
箱根に遊びに行った息子を電話で呼び戻した。
後3時間とどまってくれれば、みんなで見送れる。

親父、いい人生だったよな。

最悪な日本を見ずに逝けるのは幸せかなと言ったら、急遽駆けつけた医者が大きく頷いた。医療現場では明らかにおかしい色んなことが起きているらしい。

間もなく、かな……
(何が「間もなく」なのか…)

4時22分。
父は、自宅にて家族に看取られながら息を引き取りました。長らくご心配をお掛けしました。

どこまで呟いたことで、何を付け加えたのか、もう分からなくなった。

君たちが好きだった「おじいちゃん」は、これから49日かけてゆっくりとご先祖様になっていくのだが、君たちの父は、今まで一度も先祖のために何かをしたいと思ったことはないし、これからもそうだろうと思っている。そんな冷たいこの父のことを、子供たちよ、憎んでくれていいと、父は今、思っているのだ。

いつの日か父も死ぬ訳だが、死んだ父の墓に花を手向けてくれなくてもかまわない。ただひたすらに、君たちは君たちの人生を生きてくれればそれでいい。

だがひとつだけ、君たちの人生に注文をつけるなら、何があっても君たちは、親より早く死んではならない。それだけは切実に願う。もしその願いを先祖が叶えてくれるというなら、それが確かなことだと信じることができる時が来たならば、父は仏壇に向かって、いつまでもいつまでも手を合わせることだろう。

そうだからこそ僕は原発が、原発を生み出した人間たちが、どうしても許せないのである。その人間たちの中に、この父もいることが、堪えられないのである。そして、ああこれがなんとも厄介なのだが、死んだご先祖様の中にも、戦犯は確かにいるのだ。

でも…
でもさ…

君たちが、今日旅立った「おじいちゃん」のために、たくさんの線香を焚き、たくさんの涙で「おじいちゃん」の乾いた頬を濡らしてくれていることに、君たちの父は、密かに、密やかに、心から、本当に心から感謝をしているのだ。

でも…
でもさ…
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そんなこと、誰もしらない

 
宮台真司によると、風俗産業の労働分配率は、非合法風俗も含めて六割を越えるらしい。だから彼は、風俗は最も収奪の少ない仕事だという。そんな職種は他にはないと。

労働分配率とは、粗利を人件費で割ったものである。粗利とは売上から材料費と外注費を引いたもの。つまり労働分配率とは、粗利に対する給料の比率ってこと。この「給料」の中に、給与扱いのパートさんの分も含まれるのか、たぶん含まれるのだろう。

さて、きっと正社員ではない風俗産業の女の子たちは、パートなのか外注なのか。もし「風俗の女性」に支払われるお金が外注費だったら、宮台真司の論はまったく意味をなさない。社会学者の話には、概してこういう穴がある。

そんな話がしたかったわけではない。

ふと、うちの会社はどうだったんだろうと考えたのだ。殆ど外注さんだったから、外注費を引いた後の粗利で計算する労働分配率では、うちのような会社の実態は見えない。きっと外注さんが知りたいのは、外注費を含む人件費が、受注額から人件費以外の経費を引いた残り、つまり粗利のうち、どれだけが社長以外の社員と外注さんに払われていたのかということなんだろう。

時期によって変動があるが、おおよそ八割五分といったところ。残りの一割五分が僕の報酬。その数字を、彼らはどう感じるのか。そりゃあ貰い過ぎだろうということにきっとなるのだろう。

会社立ち上げの際、「代表取締役の報酬」を決めるのには相当に悩んだ。
そんなこと、誰も知らない。

一割五分のこの金額でどうだろうと、相談した税理士さんの答え。
「小さな会社の社長は、いざという時に使えるお金を、社長の報酬に含めておくべきであって、それを考えると、これではまだまだ少な過ぎると思いますが、そこは考え方なので…」
だが、社長の報酬を上げるためには外注さんへの支払いを会社立ち上げ以前の額より下げなければならない。それはしたくないから、僕はそのままにした。リスク管理の出来ない経営者、本当は社長失格なのである。
そんなこと、誰も知らない。

今、「蓄え」で食いつないでいる。「蓄え」とは、個人的な貯金の全てのこと。そしてそれで何とか会社を存続させている。しかし、このまま活路が見出せなければ2年持ちこたえる事ができるかどうか。

花に寄ってきていた虫たちは大方去った。果たして、この事務所に再び花咲くことがあるのかどうか、それともやはり、朽ち果てる運命なのだろうか。
そんなこと、去った者たちは、もう誰も興味を持たない。
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Author:urashachoo
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