社長とは呼ばないで(裏M.A.P.)

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祭りの後の戯言

 
川崎市民劇も昨日千秋楽。春の芝居は千数百人、大いなるにいたっては三千五百人の動員だそうで。

前回の市民劇はプロの俳優が十数人参加。きっとそれがお気に召さなかった地元の老舗アマチュア劇団の方々、今回プロは小生を含めて3人くらい。「くらい」とは曖昧、まあよく分らんのだ。どうなりゃプロで、何がアマチュアなのか。今回でますますわからなくなった。これ皮肉。

小屋に入れば舞台監督が全てを仕切るのです、なんて、小屋入り前の最後の稽古で演出家が「これがプロだ」みたいな感じでカッコつけたつもりなのか大見得切ってみせたけれど、その舞監さんはとてもプロとは思えぬ仕事ぶり(可愛げあって嫌いではないんだけどさ、あえてね)、その日も演出家はご自分の長い無駄なダメ出しに自己陶酔、もう稽古終了予定時間はとっくに過ぎていて、次の日も早いというのに、疲れきってる役者を前にして、初日が開ける前に楽日のバラシの段取りを説明するという舞台監督。

ゲネプロ、もちろんGPだから一ベルも入れるし影アナも本番どおり。緞帳中ではロスコで煙も溜め始めた。さあ間もなく幕開けという時に、「ちょっと幕上げて」の演出家の声。役者をみんな舞台に集めて、またなんだか延々喋り始める。冗談じゃねえ、もちろん小生は袖中でイライラしていたが、アマチュアの役者の皆様、演出家は天皇とばかりに命じられるがママ黙って演説を聞いている。なかにはウンウン頷いたりして。
普通さ、まともなプロの舞監なら、そんな演出家の暴挙は許さないでしょう。しかし今回は演出家の子飼い。

演技指導と演出は別モノ、今や世界の演劇界では常識、しかし日本じゃまだまだらしい。特にアマチュアだらけの座組(アマで「座組」という言葉は似合わないけど)だから、演技指導が多くなるのはいたし方ないとしてもだ、いやはやその指導が古色蒼然、やれ「貫通行動」だ、なんだかんだ、スタニスラフスキーシステムって、プロの俳優のためのシステムなんだよね。どうもこの人、そこのところが全く分っていらっしゃらないらしい。

来月の頭、ちょっとしたリーディングに出る。稽古というか合わせというか、前日に一回やるだけ。

と、市民劇の制作のSさんから、僕を含めて、オファーした数人のプロについては微々たるギャラがあるとの連絡。財団の話し合いで決まったのだとか。3,500人入ったからなのか。
「何人かプロの役者さんがいますねえって、ある人が言ってたよ。それであなたのことピタリと言い当てた。やっぱり見る人が見ればわかるんだよなあ」
なんだかさ、このくらいのお恥ずかしい自慢話でもしなければ、腹の虫がおさまらないのである。
「おれはプロだ!」
役者の寂しき遠吠え…

「そんな自慢、言わなきゃいいのに」
「はったり効かさないと、人の話を聞いてくれない勘違いした素人役者ばかりだから」
「それ言ったらあの演出家と一緒だよじゃない」
「いや…」
「まだ喋るわけ」
「いや後で。もう少し、冷静に伝えたいことがある」
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