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社長とは呼ばないで(裏M.A.P.)

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俯く者に方向を語る資格はない

 
批判めいた言説は、対象についての冷徹な批評とは程遠く、ただ自らの恨みを語っているに過ぎない。だが、だからこそ切実だともいえるわけで、時にはそういう駄々も必要なのだ。

どこかの誰かのことではない。つまらぬ他人を相手にするほど暇でもない。過去の「オレ」は、「オレ」のことにしか興味が無かった。「オレ」の嫌いな唯一の他人は、「オレ」だけであった。

「社長とは呼ばないで」などという呻きも、相変わらずまさにそれなのだ、それの何が悪い、と開き直ってみる。
例えば23年前の、坂口安吾をダシにして書きなぐったメモ。「オレ」は屈折しているのだとわざわざ宣言するためだけに認められた女々しい心情の反吐。

俯く者に方向を語る資格があるはずもなく、足元に自らの墓穴を掘る力すらない者に、深さという概念は無縁である。

そんな昔のことではないのだが、「オレ」は確かに懐かしんでいる。
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