社長とは呼ばないで(裏M.A.P.)

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(再掲)《1988年9月20日のノート》

 
テレビでは延々とオリンピックの放送が続いている。その合間々々に天皇の容態についての情報が入る。宮内庁を通じてのヴェールに包まれた情報。女子バレー、日本対ソ連のファイナルセット。ジュースの連続。テレビカメラは会場でうち振られるたくさんの日の丸の小旗を映し出す。この日本人たちは、ソウルで日の丸を振ることになんの抵抗も感じないのだろうか、そう思いながらも、僕もけっこう興奮しながら日本の勝つことを期待してもいるのだ。

変に落ち着かない時間。

19対17で日本がソ連に勝ったその瞬間、窓の外、近所の家から悲鳴のような声が上がった。ああ、あそこにも日本人がいる。昼下がりの時間。曇天。「今日もすばらしい青空が広がっています。ソウル!」、妙にドラマチックを装ったアナウンサーのコメント。

明後日から旅。忙しくなる。その前にKのために何かしてやりたいと思うのだが。
(1988/9/20)
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